性格値の話
ポケモンwikiその他各種ブログに載っている情報は古かったり間違っていたりするので、各世代をまとめたものを書いてみます。
性格値とは
性格値はポケモンそれぞれが持つ16進数8ケタの値です。
例えば、C5EE7CF6のように、0~Fまでの数字が8個並んでいます。
(16進数の世界ではA~Fまでのアルファベットも便宜上数字として扱います。)
この8ケタの数字によってポケモンのさまざまな情報が決定されています。
性格値からわかること
まず、第3世代から第5世代まで共通することとして、性別・個性・(パッチールの模様)が性格値から決められます。
・性別
性格値を256で割った余りを性別値と呼びます。16進数の場合、下2ケタがそのまま性別値になるので、256云々の部分は頭の片隅に残すぐらいで大丈夫です。
性格値がABCDEFGHだったときは、GHが性別値になります。この値をポケモンごとに設定された雌雄比に従って評価し、
♀:♂=1:7⇒GHが0~1Eなら♀,1F~FFなら♂
♀:♂=1:3⇒GHが0~3Eなら♀,3F~FFなら♂
♀:♂=1:1⇒GHが0~7Eなら♀,7F~FFなら♂
♀:♂=3:1⇒GHが0~BEなら♀,BF~FFなら♂
となります。
ちなみにPHSが出力している性別値は100分率に変換したものなので、混同すると痛い目にあいます。
・個性
個性は性格値を6で割った余りと個体値から決められます。
余りを求めるときにわざわざ10進数に直すなんて無駄なことはやめましょう。
Windows付属の電卓で表示からプログラマ用電卓に設定後、16進数にチェックを入れて
性格値を入力して Mod 6
これだけです。性格値C5EE7CF6の場合
C5EE7CF6 mod 6 ⇒ 4
となります。この余りから最も優先される個性の位置が決まります。
余り4の場合、Cの位置から時計回りに個性の優先順位がつきます。
ここで、個体値の最大箇所の中で最も優先順位の高いものが個性の場所になります。
次に、第3,4世代と第5世代で共通しないことについて
・特性
夢特性以外の特性は性格値のある部分の偶奇によって決まります。
性格値をABCDEFGHとしたとき、
第3,4世代⇒Hの偶奇
第5世代⇒Dの偶奇
それぞれの場所が偶数(0,2,4,6,8,A,C,E)なら特性1
奇数(1,3,5,7,9,B,D,F)なら特性2です。
ちなみにトゲピーなどのXD内特性は個体値を決める乱数と一緒に決められていて、性格値とは別に決まっています。進化させると特性が変わることがあるのはこれが原因。
・性格
第3,4世代⇒性格値を25で割った余り
第5世代⇒性格値からは決まらない
第5世代では性格値と性格そのものには全く関係がありません。それぞれ別の値からつくられているので、性格値から性格を求めることは不可能です。
とりあえず大きいところだけ書いたけど足りるでしょう。
まとめ:第5世代で少し変更されたので気をつけましょう。
ちなみに、XYからパッチールの模様と性格値の間に関係性がなくなりました。
これによりパッチールの模様から性格値を求めるという方法が不可能になったので、もちろん性格値から計算されるPSVも求まりません。本当に残念です。