自販機からたくさん飲み物が出てくるお話
これはPokémon RNG Advent Calendar 2016 三日目の記事です。みなさんの参加待ってます。
自販機を蹴ったら飲み物が出てくるとかそういう類の話ではないので悪しからず。
3世代のお話
デパートの屋上にしか自販機がないという悲しい世代。
乱数のお話をすると,
乱数値を64で割った余りが0だったら当たりが出ます。
64分の1の確率ですね。
しかも2回連続まで当たります。
2回だよ2回!('ω' )三('ω')三( 'ω')
200円を入れてタイミングよくボタンを押すとおいしいみずが3本も出てきます。
おいしいみず1本の売値は100円なので全て売ると1回あたり100円の利益になります。すごい。
ちなみにエメラルドの場合,当たりが出る乱数がうまい具合に並んでいるので2回連続当たりを狙うことができます。きっと製作者が自販機乱数を想定していたんでしょうね。
詳しい話はここで ⇒ エメラルド自販機乱数 - ろいしんぶろぐ
4世代のお話
やっぱりデパートにしか自販機がない世代。この世界の住人はどこで飲み物買ってるんだろう。
乱数のお話的には3世代と同じく,
乱数値を64で割った余りが0のとき当たりが出ます。
3世代とは違って1回の購入につき1回までしか当たり判定がないので,残念ながら1回3本みたいなことはできません。
けれども,買う→当たる→買う→当たる→買う→当たるという方法なら3回連続まで当たりを引くことができます。
4連続で当たるという乱数の並びが存在しないので最大3連続当たりになります。
詳しい話はこちら ⇒ 多分これが一番無駄だと思います。 - ろいしんぶろぐ
簡単なのでみなさんやってみましょう。
5世代のお話
5世代はいたるところに自販機が置いてあるので,自販機革命世代とも呼ばれています。
乱数のお話的には
乱数値を32倍して4294967296で割った商が0のとき当たりが出ます。
簡単に言うと32分の1の確率で当たります。前作と比べて2倍の確率です。革命世代と呼ばれるのも無理はないですね。
「乱数値を32倍して4294967296で割る」という操作は0~4294967295の範囲の乱数値を32段階に分けるという操作を表しています。
ポケモンで32段階の値といえば,皆さんご存知の個体値もこれに当てはまります。
野生ポケモンやタマゴから産まれるポケモンの個体値は別の乱数列を使っているのですが,唯一配達員から貰うポケモンの個体値だけは自販機の当たり処理と全く同じ処理を行っています。
つまり,自販機で当たりが出るときは,対応する配達員の個体値が0になる,ということを意味しています。
というわけでツールの製作者に謝りながら誤った検索をすると
配達員から受け取る個体の個体値が全て0
⇒自販機で6回連続当たる
という乱数の並びを見つけることができます。
というわけで実際にやってみた。
BW自販機乱数 pic.twitter.com/tq2TWw3nDm
— ろいしん (@Blastoise_X) 2016年12月3日
よいこのみんなはまねしちゃいけないよ!
次はoupoさんの担当です。