メルセンヌツイスタ
メルセンヌツイスタを調べてるついでにこんなものを見つけて読んでました。
http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/NON-EXPERTS/SHIMINKOUEN1999/SUGAKUKAI/res5.pdf
3章は数学的なお話なのでアレルギーが出る人は流し読みでもいいと思います。
3章以外は読めると思うので読んでみましょう。
4章から少し引用
ワインの体にいいポリフェノール、と同じ図式です。自分にわかるところだけわかって、真実を知った気になる視聴者。知りもしないのに、真実を教えているふりをして、視聴者をかもにするメディア。もしかしたら、メディアの側も本当に真実を教えているつもりになっているのかも知れない。
乱数調整界隈でも、"メディア"に騙されて時間を無駄にしている人が多いなぁ、と常日頃から思ってたので非常に共感できました。
昔はメディアに騙される市民を減らそうと少し活動もしてましたけど、最近はそんなバイタリティもなくなったのでだめですね。
本題。
乱数講座のスライドでメルセンヌツイスタの説明を書き足したものをアップロードしようとしたのだけどaxfcの機嫌が悪いみたいでできなかったので文字でほんの少しだけ書いてみます。
MTは3つのステップに分かれます。
・第0テーブルの作成(初期化)(initialize)
・第n-1テーブルを用いた第nテーブルの更新
・第nテーブルのm番目の数値を調律(temper)して乱数を出力
前2つのステップがどのような計算をしているかはさびたコイル氏のBW乱数解説の該当箇所に書いてあるので省略します。
調律については第nテーブルのm番目の数値をEと置いたときにk[3]を算出するまでの過程を指します。
調律前の乱数がポケモンの乱数として使われてるのを見たことがないので、initialとかuntemperedとかは使う機会はないと思います。